手間暇かけた伝統の「美味」(広報くわな 平成29年3月号)

こんにちは、マチイロライターのナカムラです。

日本人のみならず外国の方からも人気のものといえば、なんといってもお寿司!ではないでしょうか。握り寿司もいいですが、やっぱり鉄火巻や軍艦巻きは外せません。お好みの具を自分で巻く手巻き寿司もいいですね。

こうした巻き物に欠かせないのが「海苔」。「広報くわな」の特集記事は、銀座の高級寿司店でも使われている「桑名の海苔」の話題です!

手間のかかる幻の海苔

桑名の海苔は、サクッとした歯ざわりと舌の上でスッと溶けるやわらかさ、そして凝縮されたうまみが特徴です。その秘密は、支柱柵式と呼ばれる昔ながらの養殖方法と木曽三川から流れ込む豊富な栄養素。そしてなにより、漁師さんたちの熟練の技にあります。

海苔が育つ場所に網を張るには、海中の塩分濃度や水温の差を正確に見極める技術と知識が必要。また潮の満ち引きに合わせて収穫を行なうにも、高い技術が必要なんだそうです。

kuwana2

ちなみに、桑名の漁師さんたちが手間暇かけて育てているのは、幻の海苔といわれる「アサクサノリ」。養殖が難しく絶滅危惧I類にも指定されている貴重な海苔で、一般に養殖されるスサビノリの10倍もの値で取引されているそうです。

温暖化で海苔が消える!?

海苔が育つ時期は冬。かつては、海苔のタネを植え付けた網を秋に張り12月に収穫する「秋芽網」と、冷凍保存した網を冬に張る「冷凍網」という、2種類の養殖が行われていました。

ところが今では、温暖化の影響で「秋芽網」による養殖は行なうことができません。また「冷凍網」による養殖も、収穫の時期が昔と比べてひと月ほど遅くなっているそうです(現在は1月に入ってからの収穫)。

海苔の収穫は3月の海水温までが限界とのことで、このまま温暖化が続くと収穫そのものが行えなくなるかもしれません。

海苔への理解を深めよう!

地域にとっても、日本の食文化にとっても貴重な桑名の海苔。

今回の広報くわなでは、伝統の海苔づくりを守り伝える漁師さんたちの様子や、幻の海苔について詳しく紹介されていました。

たしかに温暖化のような問題は、今すぐ解決することは難しいでしょう。

それでも私たち一人ひとりが問題に関心を持ち、理解を深めることで、地域の宝を守る小さな一歩を踏み出せるかもしれません。

――そうそう、桑名にある「輪中の郷」では海苔について学べる展示コーナーがあるそうですよ!一度足を運んでみませんか?

kuwana3

「広報くわな」平成29年3月号
http://machiiro.town/p/18997

アプリで読むにはこちら
※マチイロが起動し、自動的にダウンロードが開始されます(iOS版のみ)

 

広報紙をもっと身近に!

マチイロでは全国500以上の自治体が発行する広報紙を、いつでもどこでも読むことができます。
地域の魅力的な情報をぜひご覧ください!

ダウンロードはこちらから
iPhone,iPadの方→https://itunes.apple.com/jp/app/id855062660
Androidの方→https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.hope.ikouhoushi